ランディングページとホームページの違い。どちらを先に作るべきか

ランディングページとホームページ、どちらを作れば目的を達成できるのか。この2つは、ページ数の多さで分かれているわけではありません。読み終えた人に何をしてもらうか、その目的の数で分かれます。そして先に作るべきなのは、多くの場合ホームページのほうです。
この記事では、2つの違いを定義から整理し、同じ項目で並べて比較します。そのうえで、先にランディングページを作ったほうがよい場合と、両方が必要になる場合を分けて説明します。読み終えたときに、自社はどちらから着手すべきかを判断できる状態を目指します。
ランディングページとホームページは、目的の数で分かれています

まず、2つの言葉が指すものをはっきりさせておきましょう。名前が違うだけの似たものだと思われがちですが、作る目的そのものが違います。
ランディングページとは、1つの行動に絞った1ページのページです
ランディングページとは、読んだ人に1つの行動を起こしてもらうために作る、1ページ完結の縦長のページです。申し込み、資料請求、来店予約。そのうち1つだけを目標に置き、上から下へ読み進めるうちに、その行動にたどり着く形で組み立てます。
途中に他のページへの出口をあまり置かないのも特徴ですね。読んでいる人を迷わせず、1本の道を歩いてもらうための作りだからです。「LP」と略して呼ばれますが、この記事では1ページ完結型のものを指しています。
ホームページとは、複数の目的を受ける土台です
ホームページとは、会社やお店の情報をまとめて置き、複数の目的に対応する複数ページの集まりです。サービス内容を知りたい人、料金を確かめたい人、採用に応募したい人。目的の違う人が同じ入口から入ってきて、それぞれ必要なページへ移動していきます。
こちらは、道を1本に絞りません。むしろ、どの目的で来た人も自分の知りたいところへたどり着けるように、案内を整えることが仕事になります。
同じ「1ページ」でも、役割が違います
ここで混同が起きやすいのですが、ページ数が1つだからランディングページ、というわけではありません。会社の情報を1ページにまとめただけのものは、ページ数が少ないホームページです。分かれ目はページ数ではなく、1つの行動に向けて読ませる作りになっているかどうかにあります。
同じ項目で並べると、違いは役割に出ます

言葉での説明だけでは掴みにくいので、同じ項目で並べてみましょう。
| 比較する項目 | ランディングページ | ホームページ |
|---|---|---|
| 目的 | 1つの行動に絞る | 複数の目的を分けて受ける |
| ページ数 | 1ページ | 複数ページ |
| 主な入口 | 広告やSNSからの流入 | 検索、名刺、紹介など複数 |
| 読ませ方 | 上から下へ順に読ませる | 知りたいページへ移動してもらう |
| 情報の寿命 | 商品やキャンペーンの期間 | 事業を続けるかぎり使う |
| 見直しのきっかけ | 出稿の内容を変えるとき | 掲載内容が変わったとき |
| 果たす役割 | 反応を集める窓口 | 会社を確認してもらう土台 |
こうして並べると、どちらが優れているという話ではないことが分かります。反応を集める窓口と、会社を確認してもらう土台。役割が別なのです。
先に作るべきなのは、多くの場合ホームページです

どちらから着手すべきかと聞かれたら、多くの場合はホームページからとお答えしています。理由は3つあります。
広告以外の入口を受け止められるのは、ホームページのほうです
ランディングページは、広告やSNSから人を連れてくることを前提にした作りです。逆にいえば、連れてくる仕組みを止めれば、人が来なくなります。一方でホームページは、検索、名刺に書いたURL、紹介された人からの直接の訪問と、複数の入口を同時に受けられます。
ページ数が少なければ、検索の入口として用意できるページも少なくなります。サービスごと、疑問ごとにページを分けられるのは、複数ページを持つホームページの強みですね。
ランディングページを見た人も、会社の情報を確かめにきます
ランディングページで商品に興味を持った人が、次に何を調べるか。多くの場合、それを売っているのがどんな会社なのかです。所在地はどこか、いつから事業をしているのか、他にどんなことをしているのか。この確認先がないと、興味を持ったところで止まってしまいます。
つまりホームページは、ランディングページの効果を後ろから支える役割も持っています。先に土台を用意しておくと、あとから作るランディングページが働きやすくなるのです。
一度作れば、使い続けられます
ランディングページは、商品やキャンペーンの期間に合わせて役目を終えることがあります。対してホームページは、事業を続けるかぎり使い続ける資産です。同じ費用をかけるなら、長く使うほうから整えるという考え方ができます。
ここまで読んで、自社はどちらから始めるべきか迷われた方は、LINEから気軽に聞いてください。売りたいものと、いまの集客の入口を伺えば、判断の材料をお伝えできます。
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先にランディングページを作ったほうがよい場合もあります

とはいえ、順番が逆になるほうがよい場合もあります。次のいずれかに当てはまるなら、ランディングページから着手する判断もできます。
広告の出稿がすでに決まっている
広告を出す予定と予算が決まっているなら、その受け皿を先に用意する必要があります。会社案内のページに広告から人を送っても、何をすればよいかが伝わらず、そのまま離れてしまいます。出稿の予定が具体的な日程まで決まっている場合は、こちらが先になりますね。
売りたいものが1つに絞れている
扱う商品やサービスが1つで、伝えたい相手もはっきりしている場合、ホームページの構成を組み立てる工程が必要なくなります。会社の説明よりも、その1つをどう伝えるかに集中したほうが早く形になります。
期限のある企画がある
季節商品、期間限定のキャンペーン、日程の決まったイベント。終わりのある企画は、そのためのページを1枚作るほうが向いています。ホームページの中に組み込むと、企画が終わったあとに置き場所が宙に浮きます。
両方を持つときは、置く内容を分けます

ホームページとランディングページの両方を持つ場合、気をつけたいのは同じ内容を2か所に置かないことです。どちらを読んでも同じことが書いてあると、どちらを案内すればよいのかが自社でも分からなくなります。
分け方はそれほど難しくありません。ホームページには、会社として変わらない情報を置きます。事業内容、実績、料金の考え方、問い合わせ先などですね。ランディングページには、いま押し出したい1つの商品と、その申し込みまでの導線を置きます。
そして、ランディングページからホームページへの出口を1つだけ用意しておくと、会社を確かめたい人がたどり着けます。出口を増やしすぎると1本道が崩れるため、置くのは1つで十分です。
費用と期間は、ページ数から考えます

ワクワクラボのホームページ制作は、1〜3ページのスモールプランが10万円台から、5ページ以上の通常プランが30万円からです。金額はページのボリュームによって変わるため、まず何ページ必要かを決めるところから見積もりが始まります。制作期間は、スモールプランで2週間、通常プランで1.5〜3ヶ月です。
1ページで作るランディングページは、ページ数でいえばスモールプランの範囲に収まります。ただし、1ページであっても、何をどの順で伝えるかという構成の設計は必要です。ページ数が少ないほど設計が簡単になるわけではない、という点は先にお伝えしておきますね。
スモールプランは、AIを制作工程に活用して期間と費用を抑えたプランです。デザインにAIを活用し、場合により自社デザイナーが対応します。ただし、どのページに何を載せるかという内容と構成の設計は、人が行っています。費用の内訳と、同じ「ホームページ制作」で金額差が生まれる理由は、名古屋のホームページ制作費用の相場は?内訳と金額差の理由にまとめています。
どこに頼むかを比べる段階に入ったら、ホームページ制作会社の選び方。名古屋で依頼する前に確認する判断基準が判断の材料になります。
作り始める前に、3つだけ決めておいてください
どちらを選ぶ場合でも、先に決めておくと打ち合わせが早く進む項目があります。3つだけです。
読み終えた人に、何をしてほしいですか
問い合わせなのか、電話なのか、来店の予約なのか。ここが1つに絞れるならランディングページが向いています。複数挙がるなら、それぞれを受けるページが必要になるため、ホームページから組み立てることになります。
どこから人を連れてきますか
広告なのか、検索なのか、SNSなのか、名刺や紹介なのか。入口が広告に絞られるならランディングページ、複数にまたがるならホームページです。ここが決まっていないまま作ると、公開したあとに人が来ない状態になります。
公開したあと、誰が更新しますか
料金の改定、サービスの追加、営業時間の変更。こうした更新は事業を続けるかぎり起こります。社内で担当を決めるのか、保守として外に出すのかを先に決めておいてください。更新と不具合対応の分担については、ホームページの保守管理。外注する?自力で対応?で扱っています。
よくある質問
ランディングページだけあれば、ホームページは不要ですか?
広告からの申し込みだけで事業が回るなら、ランディングページだけで進めることもできます。ただし、商品に興味を持った人は、売っている会社を確かめようとします。その確認先がない状態は、検討の途中で止まる理由になります。取引先や採用の応募者から会社の情報を求められる場合も、ホームページが必要になります。
ランディングページは1ページだけで、検索から人が来ますか?
1ページで作る以上、検索の入口として用意できるページは1つだけになります。複数の疑問やサービスごとにページを分けられないため、検索から幅広く人を集める用途には向いていません。ランディングページは、広告やSNSで連れてきた人を受け止める役割だと考えてください。
ホームページの中に、ランディングページを作れますか?
作れます。既存のホームページに1ページ追加する形で、その商品専用のページを用意する方法です。ドメインを分けずに済むため、管理する場所が増えません。ただし、他のページへの案内が並んだままだと1本道が崩れるので、そのページだけメニューの見せ方を変えるといった調整が必要になります。
先にホームページを作ると、あとからランディングページを足せますか?
足せます。むしろ、ホームページを作る過程で、誰に何を伝えるかの整理が済んでいるため、あとから作るほうが早く進むことが多いですね。すでにホームページをお持ちで作り直しを考えている場合は、リニューアルと同時にランディングページを設計する進め方もあります。
この記事の要点
- ランディングページとホームページの違いはページ数ではなく、読んだ人に起こしてほしい行動が1つか複数かにある
- ランディングページは1つの行動に絞った1ページ、ホームページは複数の目的を受ける複数ページの土台である
- 広告以外の入口を受けられること、興味を持った人の確認先になること、長く使えることから、多くの場合はホームページが先になる
- 広告の出稿が決まっている、売るものが1つ、期限のある企画がある場合は、ランディングページから作る判断ができる
- 両方を持つときは、変わらない情報をホームページ、いま押し出す商品をランディングページと分けて置く
- 作る前に、してほしい行動、人を連れてくる入口、公開後の更新担当の3つを決めておく
ワクワクラボでは、ランディングページとホームページのどちらから着手するかの整理からご相談いただけます。売りたいものと、いま人を連れてこられる入口を教えていただければ、必要なページ数と進め方をお伝えします。すでにホームページをお持ちの場合の追加もご相談ください。


