LLMOとは何か。AIの回答に自社が引用されるための考え方

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LLMOとは何か。AIの回答に自社が引用されるための考え方

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ワクワクラボ広報担当

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こんにちは。ワクワクラボのはぜやまです。

LLMO(大規模言語モデル最適化)という言葉を、ここ最近よく聞くようになりました。AI検索対策と呼ばれることもありますね。ただ、具体的に何をすることなのかまで説明されている場面は少なく、言葉だけが先に広まっている印象があります。ご相談でも「うちもLLMOをやったほうがいいのでしょうか」と聞かれることが増えました。

この記事では、LLMOが何を指すのかを最初に定義します。そのうえで、私たちが確認できることと確認できないことを分けて整理し、自社のページで今日から手をつけられる書き方をまとめます。

目次

LLMOとは、AIの回答に自社の情報が使われるようにページを整えることです

LLMOとは、文章生成AIが質問に答えるとき、自社の情報が正しく読み取られ、答えの材料として使われるように、ページの書き方と構造を整える取り組みです。LLMO は Large Language Model Optimization の略で、日本語では大規模言語モデル最適化と呼ばれます。

やっていることは、特別な技術ではありません。読み手に人だけでなくAIが加わったと考えるほうが、実態には近いですね。人が読んで意味の通らない文章は、AIにとっても読み取りにくいままです。

検索エンジン向けの対策と、まったく別の作業ではありません

SEO(検索エンジン最適化)で整えてきたことの多くは、LLMOでもそのまま土台になります。ページの構造が整理されていること、書かれている情報が正確であること、内容が更新され続けていること。この3つは、読む相手が人でもAIでも変わりません。

LLMOという新しい作業が別にあるというより、SEOで積み上げてきたものの上に、書き方の作法が少し加わる形です。検索エンジン向けの基本的な考え方は、効果的なSEO対策-検索順位を上げるための基本戦略にまとめています。

AI側でどう選ばれているかは、外からは見えません

正直に書きますが、どのページがどう選ばれて回答に使われているのかは、私たちには分かりません。仕組みの詳細が公表されていない部分が多く、しかも変わり続けています。ここを推測で埋めて施策に仕立てることは、ワクワクラボではしていません。

分からないものに合わせにいくより、自分たちが手を入れられる側を整えるほうが確実です。つまり、自社のページが読み取りやすい形になっているかどうかですね。

引用されたかどうかを直接は数えられない、という前提から始めます

検索であれば、Search Console で表示回数やクリック数を確認できます。ところがAIの回答は、質問した人ごとに文章が変わるため、同じようには数えられません。この前提を飛ばしたまま「LLMO対策で流入が増えます」と言うことは、私たちにはできないのです。

自分で質問してみることは、誰にでもできます

やれることが何もないわけではありません。自社名やサービス名、あるいは自社が答えられるはずの質問をAIに投げて、返ってきた説明を読んでみてください。事業内容が古いままだったり、事実と違う説明が返ってきたりすることがあります。

そのときは、その情報がどのページに書かれているかをたどって、書き方を直します。手が届くのはここまでですが、ここは確実に自社で動かせる範囲です。

AIに読み取られやすいページには、書き方の共通点があります

AIに読み取られやすいページ

ここからは、実際にワクワクラボが記事を書くときに守っている作法です。特別なツールは使いません。

用語の定義は、独立した1文で言い切ります

「LLMOとは、〜する取り組みです」のように、定義だけで完結する1文を置きます。前の段落を読まないと意味が取れない書き方だと、その部分だけを抜き出して使うことができません。定義を1文にまとめる作業は、自分の理解を確かめる作業でもあります。

見出しは文にして、見出しだけで意味が通るようにします

「特徴1」ではなく「ミラー部を省いたことで、小型軽量化した」のように書く、ということです。見出しだけを拾って読んだときに、記事全体の主張が分かる状態を目指します。人の拾い読みにも、そのまま効きます。

比べるものは、文章ではなく表にします

2つ以上を比較する話は、表にしたほうが読み違えが起きません。項目を左端にそろえ、同じ行で同じことを比べます。文章で「一方で」「これに対して」とつないでいくと、どこが対応しているのかが曖昧になります。

よくある質問は、質問文をそのまま見出しにします

「Q1」ではなく、「LLMOとSEOはどちらを先に取り組むべきですか?」と書きます。読者が実際に打ち込む言葉と、見出しの言葉が近くなるためです。答えは、その見出しの直下で完結させます。

数値と期間は、ぼかさずに書きます

「短期間で」「リーズナブルに」ではなく、書ける範囲で具体的に書きます。たとえばワクワクラボのホームページ制作であれば、1〜3ページのスモールプランが10万円台から、制作期間は2週間です。金額はページのボリュームによって変わるため、そこもあわせて書きます。

ぼかした表現は、読む人にとっても判断材料になりません。数値を出せない場合は無理に出さず、何が決まれば出せるのかを書くほうが誠実ですね。

ページが正しく表示され、読み込める状態であることが前提です

書き方の話をしてきましたが、その手前にページ自体の作りがあります。スマートフォンで表示が崩れる、読み込みに時間がかかりすぎる。こうした状態だと、人にもAIにも中身が届きません。この土台については、モバイルフレンドリーなウェブサイトの作り方にまとめています。

ここまで読んで、自社のページはどうだろうと気になった方は、LINEから気軽に聞いてください。
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何を書かないかを決めておくほうが、結果につながります

何を書かないかを決めておく

書き方をそろえること以上に効いてくるのが、書かないことを決めておく作業です。事実として確認できない記述が混ざると、ページ全体の信頼が下がります。

出典を示せない数値は書きません

「業界平均は〇%」「相場は〇万円」といった数値は、一次情報を示せるときだけ書きます。示せないなら、書かないほうがよいのです。誰かが書いた数値を孫引きすると、間違いをそのまま引き継ぐことになります。

本文で触れていない話を、よくある質問に足しません

FAQの欄は、本数を増やそうとすると本文と関係のない話が入りがちです。本文で扱っていない内容をFAQだけで答えると、記事全体の筋が通らなくなります。事実として挙げられるのが3問なら、3問で止めます。

AIに書かせたまま公開しません

ワクワクラボはAIツールの開発も手がけていますが、記事の制作でAIを使うのは工程の効率化までです。どのページに何を載せるか、どの順で読んでもらうかという内容と構成の設計は、人が行っています。ここを任せてしまうと、どこかで見た説明が並ぶだけのページになります。

構造化データは、ページの内容を機械に伝えるための補助です

構造化データ

構造化データとは、ページに書かれている内容が何であるかを、決められた形式で機械に伝えるための記述です。記事であれば Article、よくある質問があれば FAQPage という型を使い、JSON-LD という形式で本文とは別に埋め込みます。

大事なのは、本文の内容と一致させることです。本文にない質問をFAQPageに書いたり、実際とは違う日付を入れたりすると、意味がありません。構造化データを入れれば引用される、という性質のものではなく、あくまで内容を正しく伝えるための補助と考えてください。

LLMOを始めるとき、最初に手をつける3つ

LLMOを始めるとき、最初に手をつける3つ

いきなりサイト全体を作り直す必要はありません。順番があります。

1 自社が答えられる質問を、そのまま書き出します

商談や電話で実際に聞かれた質問を、聞かれた言葉のまま並べてください。整理された用語に直さないことが大事です。読者が使う言葉と、自社が使う言葉はずれていることが多く、そのずれ自体が手がかりになります。

2 いちばん多く聞かれる質問のページを、1本だけ作り直します

書き出した質問のうち、最も多いものを1つ選びます。そのテーマのページを、ここまで挙げた作法にそって書き直してください。1本を丁寧に仕上げるほうが、10本を急いで足すより手応えがつかめます。

3 情報が古くなったときに直す担当を決めます

料金を変えた、サービスを1つやめた、営業時間が変わった。こうした変更が反映されないままだと、AIが読み取る情報も古いままになります。誰がいつ直すのかを決めておく話は、ホームページの保守管理。外注する?自力で対応?で扱っています。

よくある質問

LLMOとSEOは、どちらを先に取り組むべきですか?

分けて考える必要はありません。ページの構造を整理する、正確な情報を書く、更新し続けるという土台は共通しているためです。まだサイトの中身が整っていない段階であれば、LLMOという言葉を意識する前に、その土台から進めてください。

LLMOに取り組めば、AIが自社を紹介してくれますか?

引用されることを約束できる方法は、私たちの知るかぎりありません。回答に何が使われるかは公表されていない部分が多く、変わり続けているためです。できるのは、読み取りやすく正確な状態に保っておくことまでです。

AIに引用されているかどうかは、どうやって確認しますか?

検索のように数えられる仕組みは、いまのところありません。自社名やサービス名、自社が答えられる質問をAIに投げて、返ってきた説明が事実と合っているかを目で確かめる方法が現実的です。事実と違う点が見つかったら、元になっているページを直します。

記事の本数を増やせば、引用されやすくなりますか?

本数だけを増やす進め方は、おすすめしていません。似た内容のページが並ぶと、どれが自社の答えなのかが分かりにくくなります。1つの疑問に対して答えるページを1つ用意し、そのページを更新していくほうが整理されます。

この記事の要点

  • LLMOとは、AIが質問に答えるとき自社の情報が正しく読み取られるように、ページの書き方と構造を整える取り組みである
  • SEOと別の作業ではなく、構造の整理・情報の正確さ・更新の継続という土台は共通している
  • AI側でどう選ばれているかは外から見えないため、確認できる自社のページ側から手をつける
  • 定義は1文で言い切る、見出しは文にする、比較は表にする、FAQは質問文を見出しにする、数値はぼかさない
  • 出典を示せない数値、本文にないFAQ、AIに書かせたままの文章は載せない
  • 構造化データは内容を機械に伝える補助であり、本文と一致していることが条件になる
  • 始めるときは、実際に聞かれた質問を書き出し、いちばん多い1本を作り直し、更新の担当を決める

ワクワクラボでは、いまあるページがAIと検索の両方から読み取りやすい状態になっているかの確認と、書き方の設計からご相談いただけます。「何から手をつければよいか分からない」という段階でも大丈夫です。

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