同じテーマの記事が複数あると、どちらの順位も上がりにくい。統合と転送の手順

こんにちは。ワクワクラボのはぜやまです。
記事を書き続けていると、前に似た内容を書いていたことに、あとから気づくことがあります。困るのは、どちらも悪い記事ではないのに、どちらの順位も上がってこないことですね。この記事では、2本のうちどちらをメインにするかの決め方から、統合、転送、そのあとの手続きまでを手順の形でまとめます。
同じテーマの記事が複数あると、検索エンジンはどちらを出せばよいか決められません

まず、なぜ順位が上がりにくくなるのかからです。検索エンジンはひとつの検索に対して出すページを選ぶため、同じテーマの記事が複数あると、どれを評価すればよいのか判断できないのですね。
その結果、どちらか一方が勝つのではなく、どちらも上がりきらないという状態になります。書いた側は本数を増やしたつもりでも、評価としては足し算になっていないのです。
検索順位そのものの考え方は、効果的なSEO対策-検索順位を上げるための基本戦略にまとめています。ここから先は、すでに重なってしまったあとの手当ての話です。
それではまず、メインにする記事を1本決めます

対応の出発点は、2本のうちどちらをメインにするかを決めることです。ここが決まらないまま本文を触り始めると、作業がどこにも着地しません。
決め方に迷うこともありますが、まずは選び切ることが先です。あとの手順はどちらを選んでも同じ形になりますし、選ばなかった側の内容も捨てずに残せるためですね。
3本以上ある場合も同じで、メインとして残すのは1本だけです。メインを2本のまま残しても、いま起きている状態と変わらないのです。
続いて、サブ記事にしかない情報をメイン記事に統合します
メインが決まったら、サブ記事にしか書いていない内容をメイン記事へ移します。1本にまとまったことで、読者から見える情報が減ってしまわないようにするためです。
ここで手が止まりやすいのは、両方に同じことが書いてある部分ですね。重なっている部分はメイン記事の書き方に寄せて、サブ記事にしかない具体だけを足していきます。
順番として、統合は転送より先です。先に転送をかけてしまうと、まだ移していない情報が読者から見えない場所に残ることになります。
サブ記事は削除せず、301でメイン記事へ転送します
統合が終わったら、サブ記事の扱いを決めます。ここで削除はせず、301(恒久的転送)でメイン記事へ転送します。
301は「このページは恒久的に移りました」という意味の返事です。削除して404にすると、そのURLに来た人もリンクもそこで途切れてしまいますが、転送であれば行き先が残るのですね。
301であれば、何年転送を続けても評価は引き継がれます。あとから「そろそろ転送を外そうか」と考える必要はなく、そのままにしておいて構いません。
転送まで終えたら、Search Console でインデックス登録をリクエストします

最後の手続きとして、私たちは Search Console からインデックス登録をリクエストしています。統合と転送という変更を、こちらから知らせておくためです。
ただし、いつどう反映されるかは、こちらでは分かりません。リクエストは「早く見に来てもらうための連絡」であって、順位を動かす操作ではないのですね。
そのあとアクセスの数字が動いても、統合のせいだと決めつけないほうがよいです。私たちが診断した案件では、クリック数が減った理由が順位の下落ではなかったこともありました。切り分けの手順はクリック数が減ったとき、順位下落と決めつける前に確認したことに書いています。
いちばん効くのは、書く前に既存記事を確認することでした

ここまでは、記事が重なってしまったあとの手当ての話でした。統合も転送も手間のかかる作業ですから、そもそも重ねないほうがよいですね。
そこで私たちは、記事を作る前に、同じキーワードの既存記事がないかを確認する運用にしました。頭の中の記憶ではなく、記事の一覧を実際に出して照合します。書き始めてから気づくと、それまでに書いた分が宙に浮いてしまうためです。
見落としやすいのは、切り口を変えたつもりの記事です。地域名と業種の組み合わせで狙うときも、同じ検索意図のページを複数作れば同じ状態になります。地域名での見つけられ方は「名古屋+業種」で検索されたときに表示されるために、サイト側で整えることにまとめました。
よくある質問
似ている記事は、削除してしまってよいですか?
削除ではなく、301(恒久的転送)でメイン記事へ転送してください。削除してしまうと、そのURLへのリンクやブックマークからのアクセスが、そこで途切れることになります。転送であれば、行き先を用意したうえで1本にまとめられます。
統合したあと、どのくらいで反映されますか?
反映の時期は、こちらでは分かりません。Search Console からインデックス登録をリクエストして、あとは待つ形になります。時期を約束できるものではないため、統合の前後で数字を追うときは、期間を長めに見ておくのがよいですね。
記事を作る前の確認では、何を見ればよいですか?
同じキーワードで書いた記事がすでにないかを見ます。私たちは記事の一覧を出して、タイトルとURLの両方で照合しています。似たテーマが見つかった場合は、新しく作らずに既存記事へ書き足す形にします。
この記事の要点
- 同じテーマの記事が複数あると、検索エンジンがどれを評価すべきか判断できず、どちらの順位も上がりにくくなる
- 対応は、メインにする記事を1本決めることから始める
- サブ記事にしかない情報は、メイン記事へ統合する。統合は転送より先に行う
- サブ記事は削除せず、301(恒久的転送)でメイン記事へ転送する。301なら何年続けても評価は引き継がれる
- 転送まで終えたら、Search Console でインデックス登録をリクエストする
- 記事を作る前に、同じキーワードの既存記事がないかを確認する運用にしておく
ワクワクラボでは、記事の重なりの棚卸しから、統合と転送の設定までお受けしています。「どれとどれが重なっているのかが分からない」という段階でも大丈夫です。


