動画の冒頭数秒とサムネイルの作り方。最後まで見てもらうために整えること

こんにちは。ワクワクラボのはぜやまです。
動画を出しているのに途中で見るのをやめられてしまう、あるいはサムネイルは作っているのにクリックされない。撮影と編集に時間をかけているぶん、この状態はこたえますよね。この記事では、冒頭の数秒の組み立て方と、サムネイルの文字の置き方を、私たちが実際に使っている形で書いていきます。
動画を見続けるかどうかは、冒頭の数秒で決まります

動画を見続けるかどうかは、冒頭の数秒のあいだに判断されています。ここを通過してもらえなければ、そのあとにどれだけ良い内容を置いても届かないのですね。
作る側の感覚だと、どうしても全体の完成度を上げることに気持ちが向きます。けれども視聴者が最初に判断しているのは、全体ではなく最初の数秒なのです。
ですから手を入れる順番としては、冒頭が先になります。
「こんにちは、○○です。今日は〜」で始めると、そこで離脱されます
伸び悩んでいる動画でいちばんよく見かけるのが、この入り方です。「こんにちは、○○です。今日は〜についてお話しします」。丁寧ですし、悪いところがないように見えますよね。
ただ、視聴者の側から見ると、この数秒には見続ける理由がまだ1つも入っていません。名乗りと前置きをしている間に、判断の時間が過ぎてしまうのです。
挨拶そのものが悪いわけではなく、置いてある位置が前すぎるのだと考えています。
冒頭には、結論か、関心を引く一言を先に置きます
では冒頭に何を置くかというと、結論か、視聴者の関心を引く一言です。
たとえば手順を説明する動画なら、「この作業で失敗するのはここです」と先に言ってしまう。事例を紹介する動画なら、どう変わったのかを先に見せる。順番を入れ替えるだけで、最初の数秒の中身が変わります。
名乗りは、そのあとに回して構いません。誰が話しているかを知るのは、見続けると決めたあとでも遅くないからです。
冒頭は撮影で作る部分で、編集からは作れません

ここは、実務としてはっきり分けておきたいところです。冒頭の組み立ては撮影のときに意識しておく部分で、編集からはあとで作れません。
素材の中に、結論を先に言っている場面が撮れていなければ、編集ではどうにも並べ替えられないのですね。撮影の前に、最初に何を言うかを決めておく必要があります。
撮影と編集のどちらで何が決まるのかは、動画制作の見積もりを予算に合わせるとき、削れる工程と削れない工程にも書きました。冒頭の設計は、削ってはいけない側に入ります。
縦型のサムネイルは、文字を減らして大きく置きます

続いてサムネイルの作り方ですが、ここで大事なのは、縦型と横型では設計が違うということですね。まずは縦型のショート動画から見ていきましょう。
縦型のショート動画は、スクロールしている最中に一瞬で判断されます。ですから文字数を減らして、そのぶん一つひとつを大きく配置します。横型のサムネイルと同じ情報量を入れると、読まれる前に流れていってしまうのです。
入れたい要素が複数あるときは、動画の中で説明すると決めて、サムネイルからは外します。
数字は文字より速く認識されるので、中央に大きく置きます
サムネイルに入れる要素の中で、数字は特別です。数字は文字より速く認識されるため、数字がある場合は中央に大きく置きます。
「3つのポイント」「2時間で」といった数字は、読むというより見た瞬間に入ってきます。文章で説明しようとすると読ませる時間が必要になりますが、数字はその時間をほとんど使わないのですね。
数字がない内容のときに無理やり作ることはせず、事実として言える数字があるときだけ使います。
書体は太字のゴシック体を使い、白抜きに黒の縁取りをつけます

書体の選び方は、迷わなくてよい部分です。太字のゴシック体を使い、細い書体や明朝体は避けます。小さく表示されたときに読めなくなるためです。
サムネイルは、実際には手のひらの中の小さな面積で見られます。パソコンの画面で作っていると読めるように見えても、その大きさでは線が消えてしまうのです。
色は、白抜きの文字に黒の縁取りをつけます。こうしておくと、背景がどんな写真でも文字が浮き上がり、背景に合わせて毎回色を考える手間もなくなりますね。
煽らずに目を引くために、事実ベースの数字を使います

サムネイルで気をつけているのが、煽りすぎないことです。強い言葉を並べれば一時的にクリックはされますが、中身が伴わなければ信頼を損ないます。
私たちは、事実として言える数字であれば、煽らなくても目を引くことができると考えています。実際にかかった時間や確認した箇所の数は、それ自体が具体的なので、大げさな言葉を足す必要がないのですね。
クリックされた数だけを見て設計していると、ここを見落としやすくなります。そもそも動画を何のために出すのかという整理は、動画制作でビジネスを加速させようにまとめています。
よくある質問
サムネイルの文字は何文字くらいにすればよいですか?
縦型のショート動画では、文字数を減らして大きく配置します。決まった文字数があるわけではなく、その大きさで一瞬で読めるかどうかが基準です。入れたい要素が複数あるときは、動画の中で説明する形にして外します。
明朝体を使ってはいけないのでしょうか?
小さく表示されたときに読めなくなるため、サムネイルでは太字のゴシック体を使い、細い書体も同じ理由で避けています。動画の本編で使うテロップとは、読まれる条件が違うということですね。
冒頭を直せば、最後まで見てもらえるようになりますか?
冒頭は、見続けるかどうかを判断される場所です。ここを整えないと本編が届きませんが、冒頭だけで最後までが決まるわけではありません。また、冒頭は撮影のときに作る部分なので、編集からの手直しでは対応できません。
この記事の要点
- 動画は冒頭の数秒で見続けるかどうかが判断される。手を入れる順番は冒頭が先
- 「こんにちは、○○です。今日は〜」という入り方は、見る理由が入らないまま数秒を使ってしまう
- 冒頭には結論か、関心を引く一言を置く。名乗りはそのあとに回す
- 冒頭の組み立ては撮影で作る部分で、編集からは作れない
- 縦型のサムネイルは文字数を減らし、大きく配置する
- 数字は文字より速く認識されるため、ある場合は中央に大きく置く
- 書体は太字のゴシック体。白抜き文字に黒の縁取りをつけると背景を選ばない
- 煽りすぎは信頼を損なう。事実ベースの数字であれば、煽らずに目を引ける
ワクワクラボでは、動画の撮影・編集に加えて、冒頭の構成づくりやサムネイルの設計もお受けしています。「今のサムネイルのどこを直せばいいのか分からない」という段階でも大丈夫です。


